★お待たせしました！ 朔日参り 白神社 清々しいです   3月 弥生 星詠みやこ です～  今月は春分という節目に関わる・土星・冥王星・水瓶座についてです。

太陽が牡羊座に移動する3月20日から21日（春分）は毎年新たにスタートする占星術的な一年が始まる日です。

今月は加えて土星と冥王星という二つの惑星の星座移動があります。土星は3月7日に魚座に、冥王星は3月23日に水瓶座へと移動します。この２惑星は、動きが意識されなくなった時に「どうやってその存在感を示すか？」ということをわかっている為、この星座の移り変わりには注意を払って下さい。

土星は「門番」として、個人と社会の境界線に関連を持つ惑星です。
土星が魚座に位置している間には、・世俗的な形を解きあげ、これまでの形を超えていく事。精神的なものや信念との間にある個人的な関係性を明らかにする事を、土星は私たちに問いてくることでしょう。土星が魚座にいる間は、時に自分を信じていくことの難しさ、周囲からの距離感、それに伴う隔離的なものを引き起こす傾向も出てくることでしょう。しかし、そこから生まれてくる恐怖を乗り越えた人たちは、この時の流れの間にしっかりとした確信や心の信頼を得ることができるはずです。土星が最終的に魚座を去るのは、2026年の2月です。

冥王星はあの世の支配者です。冥王星は私たちの内側でバラバラになっているものをひとつとするため、魂の中の無意識に宿る世界へと私たちを誘います。冥王星はひとつの星座に長い期間留まり、その影響は個人や社会を超えた集合体レベルに及んできます。水瓶座には2044年まで留まり続けますので、その間の20年、私たちが知っている水瓶座の性質というものが大きく様変わりすることでしょう。その中でも、この世俗的世界に対するイメージや捉え方、個人的自由と全体に対しての義務感といった水瓶座的性質の変化が挙げられますが、それだけでなく、水瓶座的なものである技術分野との関わり方、特にインターネットやデジタルメディアとの関係性についても影響が及ぶようになるでしょう。

冥王星の仕事は、もはや機能しなくなっているものをこの世から確実に取り去ってしまうことです。冥王星の影響は、異なる星座に移動した瞬間からしっかりと目に見える形として現れてくるものであるため、見過ごすことはできないでしょう。そのため、3月23日の星座移動が行われる前後には、なんらかの揺さぶりが起こっても不思議ではありません。

★個人の時の流れ

土星と冥王星の星座の移動は、私たちにとって新しい問題を提起してくることでしょう。魚座に移動する土星の問いかけについて、私たちは個人としてその答えを見つけ出さなければなりませんが、この影響は魚座に惑星をお持ちの方にはとりわけ顕著となるでしょう。しかし、12星座にあるすべての星座はお互いに共鳴し合う存在であり、常に大きなひとつであることに変わりはありません。

★冥王星の水瓶座への初めての移動は、私たちにとっても初めての体験となります。冥王星が発見されたのは1930年ですが、発見時からこれまで、冥王星は水瓶座に入ったことがありません。冥王星が水瓶座に前回いた時は18世紀末の25年間ほどです。振り返るにも、相当に昔の話であることがおわかりでしょう。当時の全体的な動きとしてフランス革命がよく取り上げられますが、歴史は繰り返すことはありません。

私たちは私たちのやり方で、自由という水瓶座のテーマについて再定義する必要があるでしょう。冥王星は主に全体的に影響を及ぼすものですが、全体的な変化は例外なく個人によっても経験が行われるものである、ということを忘れてはいけません。変化の波に抗うよりも、積極的に変化へと参加していく方が理にかなっている、というのは間違いなく、あなた自身を知れば知るほど、創造的なプロセスにおいても頑なにならず、自分自身を解放できるようになっていきます。こういった点においても、個人のホロスコープを読むことはあなたにとって大きなヒントを授けてくれることでしょう。